就職氷河期によりフリーターへ。アルバイト経験を活かして就職成功。

私が新卒の時期はおよそ15年前で、非常に就職の厳しい時でした。
短大だったので単位を取るのが大変で、やりたい職業の展望もなく卒業だけで精一杯でした。
その為就職内定は取っておらず、4月には単発のアルバイトさせてくれるところへ登録し、何度かアルバイトをしました。
イベントでの案内や飲み物の配布を朝から夕方まで行うようなバイトでした。
同時並行で先ずは事務職のアルバイトを探し、最低賃金で雇用保険以外の保険なしの事務のバイトを4月末からしました。
介護用品の卸売り・小売り業で社員10人程の会社でした。
正直、最低賃金でもコンビニのアルバイトよりもずっと有意義だと言う社長の考えに疑問を持ち(健康保険にも入れて貰えなかったからです)、給料が間違って少なく振り込まれたことなどに最初の職場だったので言いにくかったりもして、もっと大きい会社で働きたいと思いました。
事務のスキルや社会人としての経験はここでも学ばせて貰ったので、その点は感謝していますし、就職の足掛かりになったことは間違いありません。
翌年の2月に退職し、すぐに失業保険の手続きを取りました。
パソコンなども不得意だったので、職業訓練校に応募し受験したところ合格を貰えましたので、3か月間ワードとエクセルと簿記を学びました。
失業保険の待機期間もなく手当を貰えたのでたいへん助かりました。
年輩の人も多い中、一番の若年だったので、パソコンスキルはすぐに身につきました。
休みの時間の間にタイピングソフトに楽しみを見出し、打ち込みも今までよりもずっと早く打てるようになりました。
これが今も役に立っていると思います。
資格取得が目的の受講なので、大学の時の講義より余程真剣に受け、資格も順調に取得出来ました。
もうすぐ受講期間も終わりという頃に、講師の先生からの紹介で就職の面接を受けました。
そちらの企業が20歳くらいで資格を取った女性を希望していたことで、21歳の私を推薦してくれたようです。
300名程の社員数で大手石油会社の卸売りをしている燃料会社です。
8月末に内定を貰い、数日間アルバイトをして9月に正式に入社しました。
短大卒業からは、1年半で正社員として就職することが出来ました。
親のアドバイスで先ずはアルバイトでもいいから、就きたいと思う職種の経験を得て、職業訓練で資格を取りと言う方法を取ったので、フリーター時代も就職に向けて必要なことを出来たのだと思います。
その後は労務管理の仕事を徹底的にして、結婚や出産で職場を辞めてもそこでの職歴が再就職に役立っています。