大学中退からの就職活動。英語を学んだ経験で得た採用。

大学卒業後、大学院に進学したが中途退学をして約半年、実家で毎日家事をするだけの生活をしていましたが、いい加減何かしないといけないと思い、やる気のでることを探そうと求人サイト(リクルート)を見始めました。

大学時代には教育関係の勉強をしていたので、教育関連の仕事を見ていたのですが、ピンと来るものがなく、ハローワークへ足を運びました。

事務職のなかでも例えば、企画の仕事や営業の仕事など生産的な仕事を探していたのですが、新卒でないことと初めての社会人ということ、さらに大学進学の際に1年浪人をしていたため、当時24歳ということで厳しいとのことを面談した際に職員の方に言われ、1週間ほど落ち込んでいました。そこで視点を変え、希望条件を給与面と海外進出している会社という2点に絞り、再度ハローワークで仕事を探してみて、3社まで絞ってみました。

ハローワークの職員さんには渋い顔をされましたが、初めての就職活動なのだからダメで元々、面接の練習と思って受けてみようという気持ちで職員さんの言葉は聞かず、面接の約束を取り付けてもらいました。3社のうち、1社は電話をかけたところ、説明会に参加してからの面接になります、とのことで説明会会場が遠かったために断念しました。続けてもう1社はインターネットでの書類選考の申し込みが必要とのことで、再検討することにし、残った3社目で面接の約束を入れてもらいました。

面接が約5日後、求人内容はメーカーの営業アシスタントだったため、それに合わせた履歴書を書いて準備といっても大学時代には大学院進学のために就職活動を一切したことがなかったために何をすれば良いか分からず、面接を受ける会社のホームページをひたすら見て過ごしました。面接では、大学時代に教育の勉強をしていたのに、なぜメーカーの営業アシスタントの求人に応募したのか、と聞かれ私自身、単なる思い付きでしかなかったので、挑戦してみたいと考えました、と答えるしかありませんでした。

面接官の人たちの納得していないような表情に、これは落ちたな、と思いながら面接を終えました。翌日、会社から電話が来て、面談をさせてほしいので再度来社ください、とのことで2日後に再び訪問しました。面談内容は、海外購買部で働かないかとのことで、面接で英語のレベルや海外経験について話し、志望動機が海外とのやりとりをしたいと伝えていたため、国内の営業アシスタントではなく、人手不足の海外購買部へ入ってほしいというお話をいただきました。正直、そこまで何がしたいといったことがあるわけでもなかったので、待遇面に問題はないうえに、いきなり海外とのやりとりができるのであれば、ラッキーかなと思い二つ返事でお願いをしました。

3日後に内定通知書が送付されてきて、私の約3週間の就職活動は終わりました。内定をいただいた会社は社員200人ほどの中小企業ではありますが、海外へ4社、工場と営業拠点を持つ、工業製品のメーカーでした。配属された部署は6人の海外購買部で、入社してから聞かされたのは、新入社員を入れるとの話が私が入社する1週間前とのこと、年明けの入社だったため、年末仕事納めの日に突然聞かされて部署内の人たちが大変驚いていたそうです。