転職エージェントにまかせっきりではなく自分でも動く事が転職への近道です。

長い期間、会計事務所のアルバイトスタッフ社員として勤務していましたが30歳になったことをきっかけに転職をしようと決めてリクルートエージェントさんにお世話になりました。リクルートエージェントに相談しようと思ったきっかけは、リクルートという大手企業のサービスなので、求人数やサービスがしっかりしていそう。という印象があったからです。

転職を決めた動機の1つが会計事務所で得た経験が通用するのか試したいというものでしたのでその方向性は変えないで新しい雇用先をご紹介いただく事にしました。ただ、ここで問題となった事 がやはり学歴や資格の取得状況でした。「税理士資格は保有していない」など雇用先が書面で判断するパッとした肩書きめいたものを持ち合わせていなかったことです。

私自身、この問題がネックで転職をするのを何年も見合わせていました。しかし、挑戦してみなければ結果はわからないと思い転職活動に入りました。目を引く肩書きがない為、直ぐには面接をしてくださるところはないかと思っていましたが、幸いな事に何社か面接をしてくださる先がありました。転職エージェント様のご尽力のお掛けだと思います。

コンプレックスであった学歴や資格の取得状況ではなく、経験年数を重視して面接をしてくださった先が何社もあった事に面接をして頂いていくうちにわかって来ました。やはり、やる前から諦めていたらだめだったなとこの時に感じました。勿論、面接をしていただく前に自分で面接先の情報を収集することは忘れませんでした。この作業は非常に重要な作業だと思います。自分を売り込む為のものでは無く、自分が求めているものや自分がその会社で自分らしく働けるかを考える為にはとても大切です。新卒入社では無く、中途の転職組みになる訳ですから新卒入社とは会社も自分も求めるものは違います。その違いを把握して行く為には必ずこの作業はした方が良いと思います。実際、少しでも自分が働いている想像ができなかった先はご縁がありませんでした。また、転職エージェント様からご紹介頂く案件は良いものが多いですが、必ずしも自分にとって良いものという訳ではありません。

しっかり面接企業の財務状態やバックグラウンドも把握しなければなりません。就職をしたが良いが、仮採用期間経過後の契約内容が変わったり、会社の体制が変わってしまっては転職した意味がありません。転職をより良いものにする為に、自分の求めるものを明確化する。特に雇用条件、給与が月給なのか、年俸制なのか。ボーナスはあるのか。査定の回数や内容。残業に対する考え方、残業状況とその支払い状況の確認は面接の際に上手く聞いておく方が良いでしょう。