病気に因る大学休学。そこからのフリーター生活を経て。

私は現役で大学に合格して普通に学生生活を過ごしていましたが、大学1年の終わりに病気になりそこから1年休学をしました。

その後日常生活には問題ないレベルまで体調はよくなりましたが、復学するだけのモチベーションが上がらず結局大学を中退しました。

そこから暫くはアルバイトもせずに過ごしていましたが同級生が就職活動してるとか就職決まったなんて話を聞くと仕事しなきゃなと思うようになりましたが、正社員でフルタイム働くイメージが沸かなくて最初は地元のスーパー銭湯でアルバイトをしていました。

アルバイトを始めてから半年位過ぎた頃にスーパー銭湯の社長から呼び出されました。何か悪いことしたかな?と思っていたら社長が地元の議会選挙に出ることを決め私にサポート役をしてほしい。との事でした。

私は何で自分が?と思い聞いたら「色々検定やら資格やら受かってるでしょ?」と言われました。私は商業高校に通っていて高校生の時に秘書検定とかワープロ検定に合格していたのですが、それが決め手になったようでした。そこから選挙が終わるまで銭湯での仕事から離れてひたすら事務作業に没頭していました。会議の資料を作成したり名簿を作ったりしていました。そして選挙が終わり私は銭湯での仕事に戻りましたが離れている間に新しいアルバイトの人が入ったりしていて私の居場所はなくなっていました。そして銭湯での仕事を辞めて新しく仕事を探すことに決めました。

最初は求人のフリーペーパーを見て別にアルバイトでも派遣でも最低限の生活さえ出来る収入があれば良いやと思っていましたが、なかなかこれだ!と来る仕事が見つかりませんでした。

そうするうちに私の元に銭湯の社長から連絡があって打ち上げするから来なさいと言われて打ち上げに行きました。久々に会う人達から今何してるんだ?と聞かれて「まぁぼちぼち」とか誤魔化していたら私の元にある女性が来ました。その人は「もし仕事してないならうちで働かない?ちょうど事務出来る人探してたんだよ」と言われました。

その人は行政書士で私と年齢がさほど違わないのに既に独立して行政書士事務所をやっていた人でした。私は本当に私で構わないですか?と念押ししましたが構わないと言うのでその場で二つ返事していました。そのあと給与などの待遇を話して正式な形で事務所に就職しました。銭湯を辞めてから2ヶ月位で新しい仕事場が決まったのでその時は本当に良かったなと思いましたし、人間関係って大事だなと実感しました。