私は高校卒業後、地元ではなく、県外の遠方の大学に行きました。
大学3~4年のころ、就職氷河期でゼミでも半分ぐらいの学生が就職で内定をもらえていない状態でした。私も残念ながら、内定をもらえない状態が続いていました。このままどうしようと思っていたのですが、親からは「好きなようにしなさい」と言われていたので、あまり難しく考えずにいました。とうとう内定がもらいないまま、大学を卒業することになりました。
とりあえず、大学生時代に住んでいたワンルームのアパートにそのまましばらく住んでいました。当時、大学の近くの本屋さんにアルバイトをしていたので、そのアルバイトをそのまま続けていました。その本屋さんは本の販売はもちろん、CDやDVDのレンタル業務もありました。仕事を探しながら、アルバイトすればいいかなという軽い気持ちでした。アルバイトをしていると、大学生が就職に関する本や、資格に関する本を購入する人がいました。そういう大学生を見ると、自分も頑張らないといけないと思いました。
どんな仕事がいいかなと思いましたが、特にこれといってやりたい仕事があるわけでもなかったので、とりあえずハローワークにでも行ってみました。それまでハローワークに行ったこともありませんでした。いろんな仕事があるなと思ったのが印象です。しかしやりたい仕事があるわけでもなかったので、何となくハローワークに行っただけで特別収穫などはありませんでした。ふとインターネットを見てみると、携帯電話の販売をしている会社のサイトをみることがありました。当時、まだガラケーが全盛期で、私も携帯電話をしょっちゅう機種変更するぐらい携帯電話が大好きでした。
携帯電話を販売していれば、しばらくはやっていけそうだなと思い、その会社に電話してみました。たしか10月ぐらいだったと記憶しています。履歴書を送ってくださいと言われ、その通りにしました。しばらく経過したのち、電話連絡があり、面接をしますということでした。よほど人手不足だったのでしょうか、面接をすぐにすることになりました。
面接担当の人と面接をし、「社長と面接してもらいますので、日程は追って連絡します」という話をそのときに言われました。そして社長面接も何日か後にしました。社長面接は正直、採用前提での面接でした。10月に電話連絡をし、11月が終わるまでには社長面接まで行いました。終わってみると、あっという間だったと思います。こういう仕事の探し方もあるんだなぁと思いました。
参考リンク:ハローワークでは仕事が見つからない?