「あなたの長所やとりえを教えてください」
面接で質問されたとき、すぐに答えが出てきますか?
「え…何もないんだけど…」と思って必要以上に恐怖を感じてしまう人がたくさん居ます。
特に、自分一人で就職活動をしている人は、自己分析をして自分自身で答えを見つけ出さないといけません。
回答の自信が無くて面接にいきたくない。と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、応募書類・面接でアピールできる『自分のとりえの探し方』についてお話していきます。
『自分のとりえ』を探すのにはコツがある
私は、就職・転職に関わる仕事をする中で色んな求職者の方に出会ってきました。
正社員、派遣社員、フリーター、ニート、無職。
それぞれの方の置かれた状況はもちろん違いますし、そこに至った経歴や学歴もバラバラです。
自分がやりたい仕事がはっきり決まっている方もいれば、漠然と何かに挑戦したい!という方もいます。
そんな中で、共通の悩みとして多いのがこちら。
「自分のとりえや武器になるものがよく分からない」
とりえ、長所、、強み、良いところ。
仕事を探す時に考えることの1つですが、自分のことを考えるのが苦手で「自分には何も無い」と自信を失ってしまう方が多くいます。
でも安心してください。
何も無いと思っているところに案外強みがあったりします。
今これを読んでいるあなたは、探し方のコツを知らないだけなんです。
企業担当者が見ているポイントを知ろう
まずは、企業担当者が何をチェックして採用しているのかを知ることが大切です。
これを知ることによって、見当違いなアピールをふせぐことが出来ます。
企業の担当者が見ているポイント!!
- 業界未経験でも数ヶ月後・数年後には戦力になれそうか
- その為に真面目に仕事に向き合ってくれるか
- 仕事内容への適正はありそうか
- 会社に馴染めそうか
このように企業は、採用する時点での即戦力は求めていないんです。
将来性を見ているので、派手なアピールポイントを用意する必要はありません。
今まで経験したことをメモに書いて客観的に見てみたり、自分のことをよく知っている人に聞いてみたりすることで、あっさり『自分のとりえ』が見つかることもあります。
この方法を試しても上手く『とりえ』が見つからないという方には、次の3つの方法を紹介したいと思います。
自分の長所・とりえを見つける3つの方法
短所だって見方を変えれば長所になる
自分では短所やマイナスだと思っているところに、思わぬ強みが見つかることだってあります。
代表的な例を一覧にしてみましたので、見てみましょう。
短所 | とりえ・長所としてアピールするなら? |
優柔不断 | 柔軟性がある |
我が強い | 自分の意見を持っている、積極性がある |
おとなしい | 冷静に物事に取り組める |
心配性 | 計画性がある |
流されやすい | 協調性がある |
遠慮がち | 謙虚 |
飽き性 | 好奇心旺盛 |
楽観的 | ポジティブ |
神経質 | 几帳面 |
自分の性格を分析できれば、短所を強みとしてアピールすることも可能です。
同じように、マイナスに思っている自分の経歴をプラスに変えることだって出来ます。
(例1)ただの雑用しかしてこなかった
周りの人がやりたがらない仕事でも忍耐強く出来る力が強み。
(例2)同じ作業をずっとする仕事だったから、他に生かせない
こつこつ地道に仕事を積み上げる事が出来るので、技術職が向いているのでは。
資格や実績などわかりやすい事だけが企業へアピールできる長所・とりえとは限りません。
このように、その仕事に対して「どういう気持ちで向き合えるか」という事だって強み・長所の1つです。
どれだけ自分を理解して、面接の場でアピール出来るかが重要になります。
短所を知っているということは、自分の可能性に気付いているということなので自信を持ってくださいね。
ネット診断で自分の良さを知ろう
短所を長所としてとらえるのが難しい方は、自己分析が苦手なのかもしれません。
周りの人に意見を聞いてもいいのですが、最近ではネットで自己分析をすることが出来ます。
いくつかの質問に答えるだけなので、人に聞くよりも手軽で便利です。
リクナビグッドポイント診断
リクナビと聞くと転職のイメージが強いかもしれませんが、このグッドポイント診断は無料登録で誰でも利用できます。
質問に答えることで『18種類の中からあなたの一番の強み』を教えてくれます。
診断結果は、分かりやすく簡潔な文章で見ることが出来るため、応募書類や面接回答に使いやすいのもポイントです。
▽無料で利用可能なのが嬉しい▽
就活アドバイザーと一緒に『とりえ』を探す
就職エージェントと聞くと、求人情報を教えてくれるだけだと思っていませんか。
実際は、専任のアドバイザーがついて以下のようなサポートをしてくれます。
- 仕事探し
- 応募書類の書き方指導
- カウンセリングで『長所・とりえ』を探す
- 自己アピールする内容へのアドバイス
- 面接練習
就職エージェントでは丁寧なカウンセリングが行われますので、これまでの経歴を細かく話してみましょう。
自己分析が苦手な人でも、手助けしてもらえるので安心です。
アドバイザーからの質問に答えることで、自分の知らないアピールポイントが明確になるかもしれません。
自分一人での就活に煮詰まっている方には、おすすめの方法です。
まとめ:コツさえつかめば面接もこわくない!
自分の長所・強みをアピールするのに一番重要なことは、自分を知ることです。
難しく考えなくても今回紹介した3つの方法のどれかで、ちゃんと見つかりますので安心してくださいね。
そして、もう一つ大切なことがあります。
それは「ここで働きたいんだ」という思いをしっかり持つことです。
どんな企業・職種でも前向きな人を採用したいと考えています。
緊張や焦りが出るかもしれませんが、しっかり気持ちを持って挑むようにしましょう。
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